以前、テレビで台湾旅行の番組を見ていたら、台湾の有名な観光地に「九份」という場所があり、日本の植民地時代、ここに金鉱山があったという内容をしていました。

 

その鉱山に昔は日本の神社があり、今は無くなった神社の跡地がカメラに映ると、そこには「金屋子神社」の名前がありました。

 

鉱山を掘る鉄の道具たちを祀るために日本の神社から分祀されたのかもしれません。

 

金屋子神社(かなやこ じんじゃ)は、島根県安来市比田にある鉄の神様の神社で、たたら製鉄にゆかりのある由緒正しい神社であります。

 

古墳時代後期、飛鳥時代からこのエリアは、たたら製鉄をして日本刀の原料となる良質な玉鋼(たまはがね)や農機具などに使われる銑鉄(せんてつ)を産出していました。

 

江戸時代には、たたら製鉄により造られた玉鋼は、美保関港から北前船に乗せられ、大阪の堺で高値で取り引きされ、村に莫大な富をもたらしました。

 

アニメ「鬼滅の刃」で玉鋼がでてくるシーンがありますが、神社の隣にある「金屋子神話民俗館」で本物の玉鋼を触ることが出来ます(感動!)

 

西暦733年に書かれた「古代出雲風土記」によると、すでにこの地区でたたら製鉄が行われ、鉄の農機具が使われていた記述があります。

 

この金屋子神社は山の中にありながら、かなり立派な社殿をもち、当時の隆盛を今に伝えています。

 

マスターも鉄と鋼で出来ている和包丁を使う日本人として、この金屋子神社に参拝に来た次第であります。

 

皆さまも機会がありましたら、是非とも金屋子神社を訪れてみてください。