べりっしま

 

先日、境港に今まで入港した客船の中で、過去最大級の豪華客船が入港いたしました。それが「ベリッシマ」であります。

 

全長が300mを超える巨大な船体は、まさに「浮かぶ六本木ヒルズ」のようであります。マスターは六本木ヒルズを見たことないのですが、たぶんそんな感じです。

 

そして何と思いがけ無いことに、十数年に渡りお世話になっている、大阪の会長ご夫妻が、豪華客船ベリッシマに乗って来て下さいました!

 

実はこの会長ご夫妻は、さかな工房のおせち料理を販売して頂いている「味菜旬華 株式会社勝己」さんの会長であります。

 

マスターの無理をきいてくださり、沖縄でもさかな工房のおせち料理を販売して下さっている、男の中の男、義理と人情の会長様であります。

 

 

お会いしたのは久しぶりでしたので、本当に嬉しかったです。

 

会長ご夫妻には、さかな工房でお昼ご飯を召し上がって頂き、その後、美保神社へご案内致しました。

 

松江市美保関にある美保神社は、商売繁盛の神様で、建物は国の重要文化財に指定されており、古代ギリシャのパルテノン神殿を和風にしたような造りになっております。

 

 

江戸時代は北前船の寄港地として栄え、毎年、松江藩に今のお金で約30億円納税していた地域であります。

 

この美保関はあまりにお金が集まるので、千両箱では小さいと、二千両箱が流通していました。

 

(写真は実際に使われていた二千両箱).

二千両箱

 

その後、会長ご夫妻を船までお送りし、惜別の念を込めて固い握手を交わし、再会を誓いお別れしました。

 

「人は人によって助けられ、引き立てられ、栄えていくのだ。僕はその縁を大切にしてきたんだよ」との、会長のお言葉を噛みしめた一日でした。