先日、米子市の9号線付近を歩いていたら、道路沿いに「中江藤樹先生 成長の地」という石碑があり驚きました。

 

中江藤樹先生の碑文

 

滋賀県民の誇りである、あの有名な「近江聖人」と言われた中江藤樹先生が米子にいらっしゃったのですね。

 

藤樹先生は江戸時代初期の陽明学者で、武士でありながら身分の上下を越えた平等思想を大切にし、心が私欲などに曇ってはならないと説き、事物の理を探究(格物致知)して、それを実践なさった方であります。

 

有名な話に「金子を届けた馬子」の話があり、昔の修身の教科書には、必ず中江藤樹先生の逸話が載っていました。

 

商人の街である米子が、藤樹先生の人生に少なからず影響を与えたのかもしれません。

 

そんな事を思いながら、この石碑をお建てになった米子市民の皆さまに、敬意を表したい気持ちになりました。