境港市民交流センター「みなとテラス」が7/10オープン致しました
境港市の古い市民会館がリニューアルし、境港市民交流センター「みなとテラス」としてオープン致しました。境港市民の皆さま、おめでとうございます。
みなとテラスは「市民交流センター」「市民図書館」「防災」の3つの機能を併せ持つ複合施設です。
館内には約800席の中ホールがあり、7/10のこけらおとしには、航空自衛隊の音楽隊によるオーケストラ演奏会がありました。
現在は自衛隊の音楽隊でありますが、
昔は陸軍と海軍に軍楽隊があり、専門の学校で音楽教育が行われていました。1人が2つ以上の楽器を使いこなすのは必須であり、技能優秀な者は音楽大学へ学ぶことが出来ました。
昔、本で読んだ日中戦争の時のエピソードにこのようなものがありました。
ある時、日本軍と中国の国民党軍が谷を挟んでにらみ合っていました。偶然、そこへ日本陸軍軍楽隊が慰問演奏にやって来ました。
日本軍の隊長は、「素晴らしい演奏を我々だけで聴くのはもったいない」と、国民党軍に使者を送り、「一緒に演奏を聴くか?」と問い合わせました。
すると、「そんな素晴らしい演奏なら是非聴かせてほしい」という事になり、
谷の真ん中に軍楽隊、それぞれ反対側の斜面に両軍が座り、軍楽隊を挟んでつかの間の演奏会になりました。
演奏会が終わり、日本軍が陣地に帰ると国民党軍から「素晴らしい演奏だった。感動した。ありがとう」と連絡があったそうです。
昔の戦争には武士道のようなものがあったのですね。
話がそれてしまいましたが、境港にまた一つ市民の財産が出来て嬉しく思いました。