大切な人が亡くなった貴方へ
先日、亡くなった父親に何となく会いたくなり、一人で松江市東出雲町にある「黄泉比良坂」に行ってきました。
ここは大切な人が亡くなったり、亡くなった人を想う時に訪れる場所であります。
古くは「古事記」に記載されているこの場所ですが、
古事記の中に、最愛の妻に先立たれたイザナギのみことは、黄泉の国(あの世)にいる妻に会いに行きます。その時に会いに来た場所が「黄泉比良坂」であります。
そして今でも、この世とあの世を隔てる岩を見ることが出来ます。
マスターはここに来た時、亡くなった父を感じた気がして、思わず涙が出てしまいました。
写真左側の箱に便箋とペンがあり、亡くなった人への想いをつづったお手紙を書く事ができ、隣にある「あの世へのポスト」に投函することができます。
マスターも手紙をしたためながら、
嗚呼あぁ、お父さん!もう一度でいいから父さんに会いたいなぁ!何もしてあげられないまま56才で父さんは死んでしまったね、本当にごめんなさい。
あの時は独身だったから、父さんに孫の顔を見せてあげれなくてゴメンよ。でも今ではボクも父さんと同じように、自分の子どもたちに愛情をもって接してるよ。安心してね。
それじゃ、今度は家族で逢いにくるね、と心の中で別れを告げて帰ってきました。
大切な人が亡くなり、心にポッカリ穴があいてしまった貴方への、とっておきのお知らせでした。