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マスターのブログ Blog(2022年9月24日)

日本海新聞「ペリリュー島での遺骨収集」記事を読んで

 

先日、50年前にペリリュー島へお父さんの遺骨収集に行かれた、80代の年配女性にお会いしてきました。

 

遺骨収集のお話や、当時のお写真を拝見する機会を得ました。

 

この会見にあたり、ご尽力頂いた誠道公民館の職員の皆様に、心より感謝を申し上げます。

 

お話の中で印象的だったのは、子供の頃にお父さんの戦死が受け入れられず、

 

母親に「ねえ、お父さんは海軍だから、きっと何処かの島で生きてるはずだよ」

 

「ねえお母さん、お父さんが待ってるよー。早くお父さんを迎えに行こうよー」と言って母親を困らせたとおっしゃっていた事でした。

 

やがて大人になった時に、お父さんへの想いが遺骨収集に向かわせたのかもしれません。

 

ペリリュー島は大平洋戦争の激戦地で、パラオ共和国にあります。

 

遺骨収集団のおかげで、今まで延べ7800柱のご遺骨を日本へ持ち帰ることが出来ましたが、指揮官の中川大佐をはじめ、今なお多くのご遺骨が島に置き去りになったままです。

 

お話の最後に、

「今、ウクライナでは私と同じように、戦死してお父さんのいない子供たちが、毎日のように出来ています。早く戦争が終わる事を願っております」とおっしゃっていました。

 

是非、境港市の小学校でも、この方を招いてお話をして頂き、家族みんながふつうに過ごせる事がどれだけ有難いか、平和学習に活かして欲しいと思いました。

 

戦争は残された家族も悲惨な目に遭うという事を、子供たちに知って頂きたいのであります。

 

ちなみに、2015年4月に上皇陛下ご夫妻がペリリュー島へ慰霊の訪問をなさいました。

 

その時に陛下の宿泊施設として使われたのが、海上保安庁の巡視船「あきつしま」でした。

「あきつしま」という名前は古代に使われた「日本」の呼び名です。上皇陛下は「日本」という名の船で、未だに日本に帰れない兵士の魂を、ご一緒に日本に連れて帰ろうとなさったのかもしれません。

 

日本海新聞の記事

 

 

 

 

 

 

鳥取県立美術館 2025年に開館予定です

 

鳥取県立美術館

 

鳥取県立美術館の収蔵品について、県民の中で賛否両論あるみたいです。

 

この新聞記事を読んで思い出したのが、昔の中国の話です。

それはどのような内容かと言うと、

 

国の財政を建て直すため、質素な暮らしをしている国王がいました。その国王を支えるため大臣も同じように倹約をし、国王を補佐していました。

 

何年もの月日が経ち、国民も国の財政も豊かになり、国王はひと安心しました。

 

ふと宮殿を見渡すと、長いあいだ倹約を続けてきたせいで、華やかなものは何もありません。そこで大臣に、

 

「せめてご飯を食べる箸だけは、立派で贅沢な箸を使いたいと思う」

 

それを聞いた大臣は青ざめました。

 

「国王さま、箸は普通の箸でよいではありませんか?」

 

「べつに箸くらい贅沢してもよいではないか」と国王は職人に命じて立派な箸を作らせました。

しばらくして国王は、

 

「箸が立派なのに茶碗や皿がみすぼらしい。箸に合う食器を作らせよう」と言い、立派な食器を作らせました。

 

しばらくすると国王は「器が立派なのに料理が質素だ。もっとごちそうを作らせよう」と、

 

大臣が止めるのを聞かず、こんな調子でどんどん予算を使うようになり、

 

最後は財政が破綻して国が無くなりました。

 

鳥取に立派な美術館を作るという事は、美術品も立派なものが必要です。そして美術館に行くための立派な道路も必要です。

 

そして美術館がある事を知らせる立派な看板や、案内図を設置しなければなりません。広告宣伝費や人件費など、美術館を運営するための経費も必要です。

 

運営にはPFI方式を採用し、民間企業に任せるようですが、

 

隣の島根県立美術館の場合、入場料収入だけでは賄いきれず、指定管理者に島根県の税金を年間3億円投入して維持しています。そして建物の修繕費も積み立てていかなければなりません。

 

 

鳥取県は毎年1万人近く人口が減少しています。住民税、固定資産税、県所得税が毎年1万人分減少しているのです。国からの交付金も減少しています。

 

「じゃあ、鳥取県民は美術を鑑賞することが出来ないのか?」と言われれば、そうではありません。

 

東京や大阪の国公立美術館と提携して、鳥取県民は入館料をタダにします。そしてJR西日本またはジェイキャス航空を利用して大阪や東京に行ってもらいます。一人あたり東京なら1万円、大阪なら5千円くらい補助すれば、交通機関の間接支援にも繋がります。

 

それには、本人確認や不正防止策、回数制限なども検討する必要がありますが。

 

とはいえ、2025年の開館まであと少しです。

鳥取県のホームページを見ると、素晴らしい美術館が出来るようですので、とても楽しみに致しております。

 

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